帰化申請にはたくさんの書類が必要です。
そして、気を付けなくてはならないことも多くあります。
どんな書類を用意して、どんなことに注意すべきかを解説していきます。
まずは、あなたの母国で用意しなくてはならない書類についてです。
必ず用意しなくてはならない二つの書類があります。
母国で用意する書類
それは、「出生証明書」と「両親の結婚証明書」になります。
・本人の出生証明書・・・あなたが生まれたことを証明する重要な書類です。
・両親の結婚証明書・・・こちらも帰化申請とってかかせない重要な書類です。
これ以外にも母国で用意するものが、いろいろありますが、
家族構成や状況によって異なります。
たとえば、「兄弟の出生証明書」や「親族の家族証明書」などです。
次に注意点です。
用意するときの注意点
・証明書の原本(オリジナル)をそのまま法務局に提出をする。見せるだけではダメ
・提出する前には、内容にミスがないか、家族の名前や生年月日が正しいかをチェックする。
・証明書を発行したら、日本語の翻訳を正確につけること。
証明書を発行できない状況の場合
上記の証明書が何らかの理由で発行できない場合があるかもしれません。
そんな時でも諦めないでください。
たとえば、自然災害、戦争、行政システムの不備などの理由で発行できない場合は、
法務局の担当者にハッキリ理由を述べられるかがポイントになります。
次は日本国内で用意する書類になります。
日本で用意する必要書類1
「日本で帰化したいので、国籍証明書が欲しいです」と言って、
国籍証明書を大使館で発行してもらいます。
大使館にいきなり行かず、
電話やメールで予約して、必要書類を確認してから行くようにしてください。
IDカードや出生証明書が必要だったりする場合があります。
日本で用意する必要書類2
次に、市役所で発行する書類になります。
以下の書類は市役所に直背行かなくても、コンビニや行政サービスセンターで発行できます。
・住民票
・納税証明書
・課税証明書
これ以外にも、状況によっては必要になるものも、、
税務署、年金事務所、県税事務所など。
わからないことがあれば、ホームページで確認したり、電話したり、
直接窓口で聞いたりしても大丈夫です。
きっと親切に教えてくれると思います。
日本で用意する必要書類3
自宅やコンビニなどでコピーをとる必要があるもの
・在留カード
・運転免許証
・パスポート
・健康保険証
・卒業証書
・日本語能力試験合否結果通知書
・自宅の賃貸借契約書
・銀行の通帳
コピーをとるときに気をつけること
・A4サイズでコピーをする
・在留カードなどをコピーするときはA4サイズの真ん中に置くこと
日本で用意する必要書類4
自宅で記入が必要なもの
・帰化許可申請書・・・あなたの証明写真を貼って、あなたの基本情報を記入する重要な書類
法務局でサンプルをもらえますので、それを見ながら丁寧に記入する
・履歴書・・・非常に重要で非常に厄介なもの、一番苦労する書類
生まれてから今までの学歴や職歴(アルバイトも含む)すべての履歴を書く
法務局の担当者があなたの調査をするときに丁寧に見る書類になります。
じっくり時間をかけて、丁寧に書きましょう。
まとめ
帰化申請は、許可までに1年以上かかる大変な申請になります。
集める書類も多くて嫌になることもあると思います。
でも大切なことは諦めないことです。
それでも不安がある場合は、
帰化申請専門の行政書士に依頼をするのが良いと思います。
在留資格などでお悩みの方は、お気軽に当事務所へご相談ください。