【遺言・相続】「家じまい」を考えています3

相続対策として「家じまい」を考えている高齢者の方も多くいらっしゃいます。

そんな中、終の棲家をどうして選んだらいいのだろう?

そうお考えの方に向けて、チットラッツでも参考になれば幸いです。

それでは一緒に考えていきましょう。

終の棲家と言っても、いくつもの選択肢が存在します。

駅近、バリアフリー、セキュリティ、防災対策を考えて賃貸マンションであったり、

介護サービス、コミュニティ、日常生活のサポートなどを考えて有料老人ホームとか。

それ以外にもサービス付き高齢者向け住宅シニア向け分譲マンションなどもあります。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅とは、高齢者の生活サポートもする賃貸住宅と言えます。

特徴としては、賃貸住宅であるため有料老人ホームに比べて、初期費用が安く抑えられます。

また、高齢者向けのサービスが用意されている点が特徴です。

高齢者向けのサービスとしては、

1,見守りサービス・・・定期的な安否確認や緊急時の対応

2,食事の提供・・・栄養バランスに考慮した食事を提供

3,日常家事・・・掃除や洗濯などの家事をサポート

4,相談窓口・・・生活や健康に関する悩みを相談

5,介護サービス・・・介護が必要になった時は外部の介護サービスを利用できる

以上がサービス付き高齢者向け住宅のサービス面ですが、

有料老人ホームに比べて初期費用が安く抑えられる点と、

決められたスケジュールなどの制限が無く、自由度が高いことなどが良い点と言えます。

他にもどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットとしては、

1,賃貸形式なため有料老人ホームに比べて初期費用が安く抑えることができる。

2,賃貸形式であるので、場合によっては引っ越しも自由にできる。

3,自立して自由度の高い生活ができ、高齢者向けに必要なサポートも受けることができる。

主なメリットについてご紹介しましたが、

検討の際には、賃貸料やサポート利用料や管理費などの資金面からと、

その質がご自身にとって良いものなのかどうか、というコストパフォーマンスや、

賃貸物件の立地が病院やスーパーなど利便性の良いところにあるのかなど、

実際に物件を見に行ったたり、スタッフと面談した雰囲気が良かったのかどうか、

他の物件と複数で比較してみたり、といったことも慎重に考慮する必要があります。

シニア向け分譲マンション

次にシニア向け分譲マンションについてですが、

特徴としては、その名の通りシニア向けに特化したマンションです。

高齢者の暮らしを快適かつ安心をコンセプトに設計されているので、

1,バリアフリー・・・高齢者が段差でつまづかないような設計

2,緊急時対応・・・緊急通報ボタンが室内に設置

3,医療と介護・・・医療機関や介護機関との提携がある

4,共有空間・・・ラウンジ、食堂、図書室など入居者の交流スペースがある

5,そのほか・・・キッチンや浴室の手すりの設置、

         車いすも通れる広い廊下やエレバエターなど、

         高齢者の暮らしやすさを追求した設計になっている

シニア向け分譲マンションのメリット

では次にシニア向け分譲マンションのメリットについて見ていきましょう。

1,不動産としての資産価値

2,自由にリフォームが可能

3,共有空間での入居者同士の交流がある

4,介護サービスがオプションできる

シニア向け分譲マンションは購入物件になるため、当然に高額の資金が必要となります。

また、マンションとしての管理費や修繕積立金などが月々定額でかかってきます。

その点を踏まえて慎重に物件選びをすることをお勧めします。

また、「家じまい」についての関心が高まっていて、情報が溢れていることは確かですが、

それだけに粗悪な情報もその中にはあります。

いずれにしても相続が関わる問題となれば、後悔しないためにも、

法律知識を持った専門家に相談することをお勧めします。

遺言・相続でお悩みの方は、お気軽に当事務所へご相談ください。

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