
終活という言葉が、今では巷でよく聞かれるようになりました。
そんな中、親として家族のために相続準備を考え始めた、という方も多くいらっしゃると思います。
子どもが親に望むこと
では、相続を受ける側の子どもとしては、
親に対して、どのようにしてほしいと思っているのでしょうか?
民間会社が最近、調査した「親がしてくれていたら助かる相続準備」
の結果というものを見てみましょう。
この調査は、AibaLink(東京都江東区)が、2025年3月26日から4月7日、
全国の男女505人を対象にインターネットで実施されたものです。
遺言書を作成
3位は「遺言書を作成する」で11.9%
50代女性は「兄弟仲があまり良くなく疎遠。相続発生時に揉めることを懸念。遺言書があれば・・・」
30代女性は「口頭でお金の話をされるが、いざというときに揉めると聞くので、遺言書を・・・」
生前贈与を行う
2位は「生前贈与を行う」で25.1%
40代男性は「亡くなってからの煩わしさが軽減されるから」
30代女性は「なるべく節税になるなら」
資産をリスト化
1位は「資産をリスト化する」46.2%でした。
20代女性は「相続財産が整理されていれば、手続きがスムーズにできる。
知らずに借金を相続してしまうリスクを防げる」
30代女性は「兄弟と揉めたくない。財産が一目でわかる」
60代男性は「事前に手続きの計画が立てることができる」
などの回答が寄せられたとのことです。
この調査によって分かることは、
子どもが相続関係で重視することは、「明確な情報の提供」と「負担の軽減」です。
専門家への相談が有効
そのことからも遺言書の作成を専門家に相談することは、非常に有効な手段とわかります。
何故なら遺言書作成にあたり、専門家による財産調査も必要になってきますし、
その調査によって作成された財産目録から、生前贈与の対策も検討することができます。
また、遺言書で専門家を遺言執行者に指定することにより、
相続人となる子どもの負担も軽減することができます。
遺言・相続でお悩みの方は、お気軽に当事務所へご相談ください。